ガラス製実験装置・器具

研究室において実験家各位が御自分で各種の装置を組立てる場合に使用する全透明摺合せジョイントで、特徴は、グリースを使用せずに漏洩が少なく、また実験終了後の装置の分解の際に、おこりやすい摺合せの固着しにくくなっております。
材質はほうけい酸ガラス-1で、加工がしやすく組立後の歪みによる破壊も少なく、また一般に管材も販売されておりますので、それらの入手及び組立に便利です。

沸点が離れた液体混合物の簡便な蒸留装置です。
高沸点物の飛沫同伴を防止する工夫がしてあります。

容量mLは揮散溶媒の貯留可能容量です。
上端にある記号はロータリーエバポレーター側で、下にならんだ記号はフラスコと接続する側です。

F　TYPEに恒温ジャケットを組み合わせたものです。
いずれにもフッ素樹脂チューブ（内径1mm外径2mm）5mと11mmカラム用グラスフィルター10枚が附属いたします。

上下共に二方コックを付けたものです。
いずれにもフッ素樹脂チューブ（内径1mm外径2mm）5mと40mmカラム用グラスフィルター10枚が附属いたします。

試料の添加を行なって反応を行なうかんたんな装置です。
滴下ロートは等圧形となっています。

可逆反応系から水を抜いて反応を脱水方向に進める為の装置です。

下部の枝管から冷水等を流し管内を冷却させます。

自己与熱用真空断熱式の外筒部です。
各充填管と組み合わせます。（同じ長さで組み合わせて下さい）

既製ガラス器具で装置を組む場合、装置にかかる各方向の力を吸収し組立てを容易にするほか、装置全体の破壊を防ぐために必要と思われる所に御使用下さい。
これらのジョイントは接続する面が正確な半球であり、その面は透明になっております。

還流するトルエンの流速をゆっくりさせ下降、上昇に水分の沈降を充分行なわせるように設計したものです。
社内実験ではトルエン1L中の1/20000の水分を確認しております。

重い試料中から軽いもの、たとえばクロロホルムの中の水分等の定量に用いますが、又軽い溶媒を目盛管上層に置き水をくぐらせての抽出による定量もできます。

耐熱ガラス製の為、安定した加熱が可能です。又、上部部品を組み替えることでカスタマイズ出来ます。

分留管で、古くはさかんに用いられましたが現在はあまり見られません。
しかし、なによりも全部が一体となってとりはずし部分がなく取り扱いが便利なため、うづもれてしまうのはおしいので再検討し、各部の寸法が適当であればかなりよいという結果が得られました。

フッ素樹脂チューブを袋ナットに通しておきます。
水道の蛇口から水に切れ目がない程度に少量流しておきます。

有機物の酸による分解、その他加熱しての反応等に用います。

いずれのカラムにもフッ素樹脂チューブ（内径2mm外径3mm）5mと40mmカラム用グラスフィルター10枚、フラッシュカラム用の接手、カラムとチューブのコネクターが附属いたします。
A型、F型としても使用できます。

垂直に使う一方流れの冷却器として高い冷却効率が得られます。
また洗い流しも容易にできるので用途によってはかゝせぬ器具です。

中心の管内に水又は冷媒を入れ、上部の枝管から緩やかに減圧しながらフラスコを加熱、昇華を促進し冷却管壁に昇華結晶を付着させます。

いずれのカラムにもフッ素樹脂チューブ（内径2mm外径3mm）5mと40mmカラム用グラスフィルター10枚、フラッシュカラム用の接手、カラムとチューブのコネクターが附属いたします。
A型、F型としても使用できます。

各種の規格部品を集めて組み立てたものです。

クライゼンフラスコの側管部に分留効果を得られるようにビーグローの分留管を一体としたものです。
少量の分留に簡易な装置としてお使い下さい。

F9-3蒸留水用フラスコ（カブ型）と併用して用いる蒸留水専用の冷却器で蒸気の出口がかなり上方にあるため飛沫の混入等がなく純度のよい水が得られ、生化学等、水にやかましい部門においても広く使われております。
水の出口においていくらか蒸気の逃げるのが見える程度に冷却しますと炭酸ガスの放出もうまくいきます。

壊れにくく手軽に使用可能です。

ヘンペルの分留管に更にキュルダールのトラップを併用した簡単な常圧分留装置です。

ヘンペル分留管を減圧蒸留用に組んだものでこの装置だけでなく全部にわたって部品の補充交換が楽にできます。

同じ分留管をつかったものですが、検温及び減圧蒸留のためのキャピラリーを付けたものです。

充填物を必要としない古典的な蒸留装置です。

取り扱が簡単なビグロー分留管を用いた減圧分留の装置です。

下部の枝管から冷水等を流し管内を冷却させます。